プロ注目の長田・橋本達5回10K!それでも厳しい自己採点「調整不足。4割」

 「高校野球東兵庫大会・3回戦、長田8-1神戸学院大付」(18日、ウインク球場)

 東兵庫大会では県内有数の公立進学校・長田が八回コールド勝ちで、2年ぶりに4回戦へ進出した。プロ注目の最速147キロ右腕・橋本達弥投手(3年)が、今大会初登板初先発し、5回1失点で10三振を奪う快投を見せた。鹿児島大会では樟南が16強入りを決めた。プロ注目の最速145キロ左腕・松本晴投手(3年)が、20奪三振でスカウトの視線をくぎ付けにした。

 本調子ではなくても能力の片りんを示した。全て空振りで5回10三振。橋本達が18歳の誕生日と重なった夏の初登板を快投で彩った。

 「最後の夏の雰囲気と、緊張で体が動かなかった。調整不足。反省しています。(満点の)4割ぐらい」と自己採点は厳しかった。

 それでもしなやかなフォームから投げ込む直球は最速146キロを記録。スライダー、フォークを交えて毎回2三振を奪った。五回は内野安打とポテンヒットをきっかけに犠飛で失点したが、内容は危なげなかった。

 まだまだ成長途上だ。中学入学時は150センチ、35キロ。高校入学時には176センチ、56キロとなった。それでもまだ細身。パンだけで終わらせていた朝食から見直し、2年3カ月で体重が20キロも増加。入学時に132キロだった直球は、今春に最速147キロを計測するまでになった。今は155キロを目標に掲げている。

 兵庫県内の公立校からは、16年の須磨翔風・才木(阪神)、17年の市西宮・山本(中日)と2年連続でプロ入りした投手が誕生。橋本達は2人に続く逸材として注目を浴びる。

 昨夏と今春に腰を痛めた影響で実績が少なく、背番号10だが実際はエース格だ。進路は未定。まずは21世紀枠で出場した16年センバツ以来の甲子園出場を目指す。

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