慶大、完全V王手 瀬戸西が執念V打

 「東京六大学野球、慶大3-1早大」(2日、神宮球場)

 秋春連覇を決めている慶大が先勝し、11年春以来14季ぶりの完全優勝に王手をかけた。1点を追う四回に瀬戸西純内野手(2年・慶応)の2点適時打などで逆転。継投で逃げ切った。早大はプロ注目左腕の小島和哉投手(4年・浦和学院)が8回3失点。9残塁と拙攻が目立った。

 堅守の瀬戸西がバットでも貢献した。四回に相手の暴投で同点とし、なおも2死二、三塁。「上位打線が作ったチャンスをつぶすわけにはいかない」とたたきつけた打球は、二塁手がバウンドを合わせきれず中前へ抜ける勝ち越しの2点打。「強く振れているから(打球が高く)はねる」と伝統の一戦でのラッキーな当たりに笑みを浮かべた。

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