ロッテ、阪神などで活躍し、昨季までＤｅＮＡでプレーした久保康友投手（３７）が２９日、入団が見込まれている米独立リーグのゲーリー・サウスショア・レールキャッツに合流するため、関西空港からサンフランシスコ行きの便で渡米した。

　空港内で取材に応じた久保は「人生で何が一番大事なのか、おもしろいのかが分からない。そういうのを探しに行くのと、野球にチャレンジする。いろんな要素がある」と今回の渡米の目的を明かした。

　メジャーリーグの舞台でプレーすることやＮＰＢへの復帰を目指すことについては「先のことは分からない」と話すにとどめた。英会話は「全く（できない）」と笑い、日本から離れること自体、阪神在籍時に韓国へ行った以来だという。「めっちゃ不安だよ」と心境を吐露するが、新たな挑戦に向かう３７歳の表情は明るかった。