ドラ1候補の東洋大・甲斐野が99マイル(159キロ)をマーク
「東都大学野球、立正大7-3東洋大」(16日、神宮球場)
今秋ドラフト1位候補の東洋大・甲斐野央(ひろし)投手(4年・東洋大姫路)が、米スカウトのスピードガンで自己最速を更新する99マイル(約159キロ)をたたき出した。
2点差に迫った直後の七回、「全開でいってやろう」とマウンドに上がった。自慢の快速球の走りは十分だったが、毎回走者を背負う苦しい投球。九回2死一、三塁で直球を狙われ2点適時二塁打を浴びた。
この日の第1試合で国学院大が敗れたため勝ち点を取れば3季連続の優勝が決まる状況だった。立正大に雪辱し3回戦へと持ち込むべく、今季最長となる3回を投げるも勝利につなげられず。「力負けしたな」と悔やんだ。
プロから熱視線を受ける中、他チームからのマークも厳しくなっている。自力優勝の可能性を残すのは東洋大のみ。「向こうも研究してますし」と3連覇が懸かる29日の亜大戦へと視線を向けた。