【4月30日・明大-早大】明大・越智は“隠し玉”候補 スカウトが「見落としがち」

 「東京六大学野球、明大9-4早大」(30日、神宮球場)

 元阪神スカウト・菊地敏幸氏は明大・越智達矢内野手(4年・丹原)に逸材となる可能性を見いだした。この日は5番打者として3打数1安打2打点とチームの勝ち点獲得に貢献。同氏は「プロから見るとちょっと見落としがちな雰囲気」と“隠し玉”候補になれる存在だと評価する。

 明大の先輩である岡大海外野手(日本ハム)になぞらえ、「ボールをうまく運ぶ、バットに当たる瞬間にうまく力が伝えられている」と技ありの打撃をたたえた。

 「もっともっと伸びしろがあるんじゃないか」と、クリーンアップを組むプロ注目の渡辺佳明内野手(4年・横浜)、逢沢崚介外野手(4年・関西)と競い合いながら成長していくことを楽しみにした。

 ◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。今年から「AbemaTV」で東京六大学野球リーグの解説を担当。

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