大阪桐蔭、史上3校目の春連覇へ王手 サヨナラ打の藤原「勢いに乗って優勝したい」

三重との延長戦を制し、駆け出す大阪桐蔭ナイン=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「選抜高校野球・準決勝、大阪桐蔭3-2三重」(3日、甲子園球場)

 大阪桐蔭がサヨナラ勝利で史上3校目の春連覇へ王手をかけた。2-2で迎えた延長十二回、2死一塁から今秋ドラフト上位候補の4番・藤原恭大外野手(3年)が左中間を破ると、一走・青地斗舞外野手(3年)が一気に生還。2年連続3度目の決勝進出を決めた。藤原は「無我夢中で打ちました。何も考えず、フルスイングしました。こういうふうに勝てたので勢いにのって優勝したいです」とお立ち台で笑みを浮かべた。

 最強軍団が苦しんだ。三回にエースの柿木蓮投手(3年)が2点を先制された。さらに打線は三重・定本拓真投手(3年)のテンポのいい投球に苦戦。だが五回からマウンドに上がった根尾昂内野手(3年)が力で圧倒する投球を演じると、徐々に流れが変わった。

 六回に山田健太内野手(3年)の左翼へのソロで反撃開始。1点を追う土壇場の九回には1死一、二塁から小泉航平捕手(3年)の右前適時打で振り出しに戻した。延長突入後も一進一退の攻防が続き、今大会から導入されたタイブレークが行われる十三回に入る可能性が出てきた目前、4番が試合を決めた。

 過去大阪桐蔭の春の決勝進出は2度あり、藤浪(阪神)を擁した2012年に光星学院に7-3で、昨年は履正社を8-3で破り、それぞれ優勝。注目選手を複数有する今年は、同じ関西のライバル、智弁和歌山を相手に3度目の紫紺の優勝旗に挑む。

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