東海大相模7年ぶり4強 小松、弾みつけた!先頭打者アーチ

 「選抜高校野球・準々決勝、東海大相模3-1日本航空石川」(1日、甲子園球場)

 準々決勝4試合が行われ、東海大相模(神奈川)が前回出場した2011年以来の4強入りを決めた。初回、1番・小松勇輝内野手(3年)が今大会初の先頭打者本塁打を放って勢いづけた。史上3校目の大会連覇を狙う大阪桐蔭は春夏通して同校の甲子園最多得点となる19得点で大勝。三重は星稜(石川)を下し、優勝した1969年以来の準決勝進出となった。

 主将がプレーでけん引した。試合開始直後、小松がインコース寄りの直球を振り抜いた。チーム史上初となるセンバツでの先頭打者本塁打。「感情を出すのは良くないことだと思うんですけど、出ちゃいました」。興奮を抑え切れず、一塁ベースを回ったところで右の拳を突き上げた。

 遊撃守備でも魅せた。三回先頭の三遊間深くへの打球を一塁でアウトにし、次打者の打球は二塁ベース奥からジャンピングスロー。広い守備範囲で安打性2本をアウトにし、雄たけびを上げた。「あまり守備は得意な方ではない」と控えめだが、ソフトバンク・今宮や西武・源田を参考に堅守を心掛けている。

 門馬敬治監督(48)から準々決勝が一番難しいと説かれていた。静岡との3回戦では初回に出塁できず。「ガンガン攻めていければ」と主導権を握るべく、リードオフマンとしてプレーボールから結果を残したかった。主将の奮闘に指揮官は「最初のホームランがチームに勢いをもたらした」と手放しで褒めた。

 サヨナラで勝ち上がった日本航空石川を接戦で振り切った。準決勝も同じく劇的なサヨナラで突破した智弁和歌山と激突する。7年ぶりの春の頂へ“東の横綱”が勢いづく相手をがっぷり四つで受け止める。

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