「オープン戦、ロッテ６－５巨人」（６日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ロッテのドラフト１位・安田尚憲内野手が、サヨナラ打を放った。途中出場し、八回の第１打席は四球。九回２死満塁で巡ってきた絶好機で、谷岡の変化球をしぶとく三遊間へ運んだ。

　この日の第１打席も含めて、実戦では２４打席ノーヒットとプロの壁に苦しんでいたが、本拠地で勝負強さを発揮。ファンの歓声、ナインからの握手攻めに満面の笑みが浮かんだ。

　ロッテは先発・石川が３回を被安打１で無失点。球に力強さがあり変化球も決まった。開幕へ視界上々だ。

　攻撃では五回に足攻を見せた。平沢の安打から２死一、三塁。一塁走者の岡田が二盗に成功し、この間に三塁走者の平沢も本盗を成功させ、重盗で追加点を奪った。さらに巨人・立岡の失策（落球）にも乗じて２点を追加した。

　新外国人、ドミンゲスは実戦初登場。４打数無安打（３三振）といいところなく終わった。八回の無死満塁の好機では、篠原の外角ストレートを見逃し三振だった。

　一方、巨人は先発・ヤングマンが四回、先頭の中村を歩かせ、続く井上に右中間席へ１号２ランを被弾。それまでは要所を締める投球だった。

　野手陣では新外国人ゲレーロに１発が出た。四回にロッテの２番手・二木から左中間席に１号ソロを放った。

八回には陽岱鋼、岡本に連続アーチが飛び出した。