野村克也氏、毒舌トーク 巨人OB森氏とのトークショーで

話をする野村克也氏=宮崎県宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾートシーガイアコンベンションセンター(撮影・中田匡峻)
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 「宮崎キャンプ60周年記念 ジャイアンツ対ホークスOB戦」(10日・KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)の「前夜祭」が9日、宮崎市内のホテルで行われ、ホークスOBの総監督を務める野村克也氏(82)が、ライバル捕手であった巨人・森祇晶氏(81)との日本シリーズ名勝負を振り返るトークショーで、毒舌トークを繰り広げた。

 森氏が「南海と試合をやるという時は対野村でした。僕は野村さんがピッチャーにどういうサインを出すのだろうと、ずっと見ていた。またの下でまともにサインを出してない。ほかで出してるということに、気がついた。そういう面でも非常に楽しかったですよ」と思い出を振り返ったが、巨人との日本シリーズでの敗戦が多かった野村氏は「正直言うとスパイがいたでしょ」と、悔しさを思い出したのか、森氏にチクリ。

 森氏は「それはない。ピッチャーの癖があるじゃないですか。そういうので読み取っていたのはあるでしょうけど」と、正々堂々と戦っていたと主張され、受けても野村氏は「とぼける。終わったんだから正直、言え」とぼやきをさく裂させ、大勢の両チームOBで集まった会場を笑わせていた。

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