楽天・藤平、今季はセットに“専念” フォーム簡略化で球威に手応え
「楽天春季キャンプ」(3日、久米島)
楽天・藤平尚真投手(19)が3日、キャンプ初日からブルペンで3連投した。しかも、すべてセットポジションからの投球。今季から、よりボールに力を伝えるため、セットに“専念”したい意向を明かした。
「ワインドアップだと余分な動作がある。シンプルな動作で、より球に力が伝わって、いい球が行くようにとセットで投げたらすごく良かった」
一般的にセットポジションは制球力重視で球威が落ちるとされるが「いい球が増えた」と好感触。このオフに合同自主トレを行ったヤンキース・田中の助言もあったといい「いろんな人のフォームのいいところを取り入れていきたい」と話した。
ブルペンを見守った梨田監督も「リリースポイントもしっかりしているし、左脚にしっかり体重が乗っている。19歳と思えない安定したピッチング」と称賛。藤平は「明日(4日)も入りますよ。投げられる時に投げたい」と4連投を予告。若き右腕が進化の一途をたどっている。