ロッテ荻野、520万増に「納得する数字でした」
ロッテ・荻野貴司外野手(32)が29日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、520万円増の3800万円でサインをした。(金額は推定)
「納得する数字でした」。開口一番、荻野はこう切り出した。
103試合に出場して5本塁打、24打点、打率は・264だったが、盗塁数では13年の「26」に並んだ。
今季、出直しの意味もあって背番号「0」で臨んだ。例年、シーズン中に大きなケガをして戦列を離脱することが多かった。今季は大きなケガこそしなかったが、出遅れた。
後半戦はそれを取り戻す活躍を見せた。林球団本部長は「前半、調子が悪かった。1年間を通じて活躍できるポテンシャルのある選手。年間通しての活躍が課題になる」と惜しみつつ、そして期待を寄せる。
本人も「後半戦、順位が決まる前に(チームに)貢献したかった」と唇をかむ。
来季は万全の状態で開幕ダッシュを目指す。「塁に出て引っかき回すのが理想の形。最初からやっていかないといけない」と気合を入れ直した。
来季の目標盗塁数はズバリ50。「試合に出てタイトルを取りたい」。1年間ケガなく働けば、引き寄せられる数字だ。