大阪桐蔭は公式戦11連勝、西谷監督はエース柿木を称賛「経験を生かして投げた」

秋季近畿大会優勝で優勝を果たし、表彰式で優勝旗を受け取る大阪桐蔭・根尾(中央)=シティ信金スタジアム
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 「秋季高校野球近畿大会・決勝、大阪桐蔭1-0智弁和歌山」(5日、シティ信金スタジアム)

 大阪桐蔭(大阪1位)が智弁和歌山(和歌山1位)を破り、3度目の優勝を果たした。

 決勝は新チーム結成後、公式戦で初めての接戦となったが、先発・柿木蓮投手(2年)が7安打8三振で完封。西谷浩一監督(48)は、準決勝までの3試合で35安打28点の智弁和歌山打線を封じ込めたエースを称賛した。

 「今日はあれだけの投球をしたし、智弁和歌山さんが相手で期するものがあったのだと思います。いろんな経験をしていることを生かして投げていたと思います」と評価。柿木は「今日は序盤に守備で助けてもらった。そこで粘れて乗れました」と納得の表情を見せた。

 今夏の甲子園3回戦・仙台育英戦では、先発して九回に逆転サヨナラ負けを許した。「あの試合は忘れてはいけないし、練習でも思い浮かべないといけない試合だと思ってやってきました」。敗戦の悔しさをバネに自分を追い込み、秋季近畿大会は、2試合で計16回無失点で9安打17三振と成長の跡を見せた。

 この試合の勝利で、新チームで臨んだ公式戦は11連勝となった。横川凱投手(2年)、根尾昂内野手(2年)が中心の投手陣は、11試合でわずか6失点。特に近畿大会では、4試合で1失点と抜群の安定感を見せた。

 西谷監督は「今日は勝たせてもらったし、こんなんじゃ勝ち上がっていけません。(明治神宮大会では)経験を積めるように勉強したいですね」と謙虚な姿勢を崩さなかったが、10日に開幕する明治神宮大会も堂々の優勝候補だ。

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