尾道が延長制して4強入り 3番・森田が走者一掃適時二塁打
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「秋季高校野球中国大会・準々決勝、尾道6-3盈進」(30日、福山市民球場)
尾道が延長10回の末に盈進を下し、4強入りした。
3-3で迎えた延長十回。相手の失策と四球、安打などで2死満塁のチャンスを作った。打席には3番・森田哲平捕手(2年)。2ストライクから外角の速球に食らいついた。打球は右翼手の頭上を越えて芝生に弾んだ。走者一掃となる勝ち越し3点適時二塁打。「みんながつないでくれたチャンスだったので、何とかしたいと思っていた」。意地の一打で一気にリードを広げた。
守備では、先発の井上愛斗投手(1年)が熱投。1、2回と得点を奪われたが、その後はスコアボードに「0」を並べた。10回を投げ4安打3失点。172球を投げ抜き、チームを勝利に導いた。「この試合は何としても勝ちたいと思っていた。最後まで投げきり、勝てて本当によかったです」と声をはずませた。