野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督（４５）が２５日、初陣となる１１月１６日開幕の「ＥＮＥＯＳアジアプロ野球チャンピオンシップ２０１７」に向け、宮崎日南市でのフェニックスリーグ・広島－日本ハム戦で日本ハムの監督として“初采配”を執った。

　本番へ向け実戦経験を積みたい稲葉監督の意向から、現役時代に所属した日本ハム球団の協力を得て実現。試合は３点差をつけられた土壇場九回に、一時は逆転に成功する粘りを見せ、６－６の引き分けに終わった。

　稲葉監督は「やることが非常に多かった。監督としての采配を含めて、いろんなことが初めてだったので、いい経験をさせてもらった」と“初采配”の感想を口にした。

　その中でも、今大会で代表入りをしている新人左腕・堀を七回２死から２番手で投入。イニングをまたいで八回も登板させ「途中から出ていくのと、回またぎと両方を試したかった」。２／３回を３失点となったが「そんなに悪い状態ではなかった」と本戦へ向けての戦力把握に努めていた。

　２６日のフェニックスリーグ・四国ＩＬ選抜戦も指揮を執る予定。