花咲徳栄・西川フェン直打 ドラフト候補圧巻パンチ力
「愛媛国体・高校野球硬式・1回戦、花咲徳栄6-3仙台育英」(7日、坊っちゃんスタジアム)
1回戦4試合が行われた。今春センバツ優勝校の大阪桐蔭(大阪)は、坂之下晴人内野手(3年)の逆転サヨナラ3ランで済美(愛媛)を下した。今夏甲子園優勝の花咲徳栄(埼玉)は、ドラフト候補・西川愛也外野手(3年)の活躍などで仙台育英(宮城)に快勝。今年の甲子園で優勝した両校は次の準々決勝で対戦する。
ドラフト候補の実力を見せた。西川が巧打とパンチ力を示す一打で決勝点へつなげ、初戦突破に貢献した。
三回1死一塁。同じくドラフト候補、仙台育英の左腕・長谷川拓帆投手(3年)の外角直球を逆らわず、逆方向へ打ち返した。両翼99・1メートルの左翼フェンスを直撃する二塁打を「イメージ通り打てた」と納得した様子で振り返った。
準々決勝は大阪桐蔭と対戦する。練習試合を含めて一度も対戦したことがない相手だが「全てがそろっていて、スキがないチーム。人生で一度は対戦したいと思っていた」と対戦を心待ちにした。
ドラフト会議前に絶好のアピールチャンスにもなる。「悔いなくやりたい」。夏の王者として堂々と迎え撃つ。