ロッテ・佐々木、プロ1年目を15試合で4勝7敗で終える
「ロッテ3-2楽天」(5日、ZOZOマリンスタジアム)
ドラフト1位の佐々木千隼投手(23)が先発。7回を被安打「5」で「2」失点(自責は1)。勝ち負けには関係なく、15試合で4勝7敗の成績を残してプロ1年目の登板を終えた。
「(プロでは)甘い球は簡単に打たれる。そこがアマとは全然違う。大きく違う」
1年を振り返っての佐々木の“感想”だ。
一回に捕逸が絡んで2死三塁とし、ウィーラーに外角のストレートを右に運ばれた。
三回には先頭・岡島への四球から1死一、三塁。銀次の犠飛で2点目を失った。
七回を117球だった。伊東監督は「悪いなりに投げた。制球が微妙に悪かった。序盤は逆球、ボール球、ムダ球が多かった」と評し、さらに続けた。
「ゲームを作ってくれた。良かったとは言わないが、結果的に良かった」。まだまだ物足りない。
佐々木もよく分かっている。
「(序盤は)真っすぐがわりと良かったと思うが、変化球、変化球といって球数を増やしてしまった。もっとストライクゾーンで勝負すれば球数が少なくなった」
伊東監督からは今季、何度か「もっと若さを前面に出してほしい」と叱咤(しった)激励された。
「変化球、変化球のスタイルではなくて、もっと強い真っすぐを投げなきゃいけない。そういうスタイルの方がリズムがよくなる」
将来のロッテを支える右腕が来季を見据えて言葉に力を込めた。