巨人のケーシー・マギー内野手（３４）が２１日、残り４本に迫る日米通算１０００安打の早期達成を誓った。約３カ月ぶりの勝率５割復帰と貯金生活がかかる、２２日からの中日２連戦での達成も現実的な状況で、「早く達成したい。それが結果としてチームのためになればいい」と話した。

　１３日は阿部が通算２０００安打、１６日には陽岱鋼が通算１０００安打とチームは節目の記録ラッシュ。マギーも現在リーグ３位の打率・３１６で、３位・ＤｅＮＡと２ゲーム差まで迫ったチームに貢献してきた。最大１１あった借金は１まで減ったが「ホッと一息つかないで、今のまま、やり続けないといけない」と慢心はない。

　長男・マケイル君（１０）が脳性まひを抱えて誕生したこともあり、この日は小児医療の拠点病院である東京都世田谷区の国立成育医療研究センターを訪問。約１００人の子どもたちと交流し「少しでも笑顔になってくれたら。試合内外で自分の全力を尽くします」と約束した。気持ちも新たに、記録達成とともにチームをさらなる浮上へ導く。