盛岡大付の60発男・植田が特大アピール弾 履正社・安田62号抜くぞ!

 「全国高校野球選手権・甲子園練習」(2日、甲子園球場)

 出場校による甲子園練習は2日、第2日が行われ、16校が登場した。3季連続甲子園出場となる盛岡大付(岩手)は、高校通算60本塁打の植田拓外野手(3年)が打撃練習で中越えに特大弾。今大会屈指のスラッガーぶりをアピールした。昨年4強の明徳義塾(高知)は、甲子園通算48勝の馬淵史郎監督(61)が、あと2勝に迫った史上5人目の50勝到達に意欲を見せた。

 ほれぼれする弾道に、ネット裏のファンからもため息がもれた。植田の打球はバックスクリーン左のカメラマン席にズドン。「しっかり強いスイングができた」。3度目の聖地に乗り込んだ主砲に笑みがこぼれた。

 165センチ、73キロの体からは想像できないパワーの持ち主。通算60発は出場選手中トップで、岩手大会でも4本塁打を放った。昨夏、今春の甲子園でもアーチを記録。「そこまで意識していない。チームに貢献したい」と勝利優先を強調しつつ、超えたい数字はある。

 意識するのは同じ大阪出身で高校通算62発のドラフト1位候補、履正社・安田だ。今大会には出場しないが、今春センバツで対戦して敗れた。植田が岩手大会決勝で60号を放って並んだと思った7月24日には、安田は61号をマーク。「『打ちやがって』と思いました。チャンスがあったら抜きたい」と苦笑まじりに本音がもれた。

 春は8強入りし、今大会の目標は「東北初の優勝旗を持って帰りたい」と植田。清宮も安田もいない夏。大会の主役に躍り出る。

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