プロ9球団が熱視線!霞ケ浦・遠藤淳志が1回ピシャリで初戦突破
「高校野球茨城大会・2回戦、霞ケ浦6-0取手松陽」(14日、JCOMスタジアム土浦)
2年ぶりの優勝を狙う霞ケ浦が、快勝発進した。今秋ドラフト候補の大型右腕・遠藤淳志投手(3年)が、6点リードの九回から2番手で登板。9球団のスカウト陣の前で、9球で3者凡退に抑えて試合を締めた。
今春は好投を続け、関東大会でも8強入り。注目度が高まったが、その後はフォームを崩し「リリースポイントがわからなくなった」と苦しんだ。
6月上旬の横浜との練習試合では、2回11失点の大乱調。「このままじゃ夏はやられる」と危機感を募らせた。高橋祐二監督の指導のもと、マウンドの傾斜を逆に利用する形で投球練習を行い、前方に体重が乗るようにフォームを修正。2週間かかって何とか状態を戻し、臨んだ初戦だった。
185センチの上背から投げ下ろす直球は、スカウト陣のスピードガンで142キロを計測。「自分なりにいいボールがいったと思う。次につながる初戦になった」と手応えを明かした遠藤は「夏が勝負。甲子園へ行くために、チームのためにやっていきたい」と口元を引き締めた。