近大工 コールド圧勝で2季連続V 無傷8連勝!神宮でも大暴れだ 

 「広島六大学野球、近大工9-0広工大」(14日、広工大球場)

 近大工が広工大を9-0で下し、2季連続、通算48度目の優勝を飾った。最終週(27、28日)の広経大戦を残しているが、連敗しても広島大、広経大を勝率で上回るため優勝が決まった。近大工は6月5日から始まる全日本大学野球選手権(神宮)に出場する。

 最終週を待たず、開幕から無傷の8連勝で優勝を決めた。近大工の右近理監督は「例年と比べてもかなり力のあるチームなので、選手には開幕前から“10連勝しよう”と言ってきた。負けなくて良かった」と目を細めた。

 2日連続の圧勝劇だった。第1戦で2本塁打を放った4番の小串寛徳(4年)が初回、2戦連発となる先制2ランを右翼へ放ち、四回には打者10人の猛攻で一挙7点。先発・向井翔也(3年)も6回を無安打無失点と完ぺきな投球を見せ、七回コールド勝ちした。

 試合後は全員で胴上げをして喜びを分かち合ったが、優勝の余韻に浸る暇はない。大田佳祐主将(4年)は「優勝は通過点。全日本では広島代表として恥じない試合をして一つでも多く勝ち進みたい」と表情を引き締めた。

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