ソフトバンク上林V6号!5月4戦4発 54歳誕生日工藤監督ハッピー

 「ロッテ2-3ソフトバンク」(5日、ZOZOマリンスタジアム)

 指揮官の54歳の“誕生日パーティー”は敗色濃厚の九回に始まった。ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(30)が益田から同点2ラン。さらに2死から上林誠知外野手(21)が低めの変化球を右翼席へ運んだ。5月は4戦4発となる6号V弾。敵地のヒーローインタビューで「監督おめでとうございます。やりました!」と声を張った。

 「奇跡です。シンカーが引っかかった感じ。とりあえず、塁に出ようと。本塁打は全く考えてなかった」と興奮気味。工藤監督は「本塁打の力をあらためて感じますね」としみじみ言った。

 飛距離には上林自身も首をかしげた。思い当たる節は師匠の内川だ。1月の自主トレでの打撃練習中、腰をつかまれグリグリと体を動かしてもらった。「左脚を下に沈めて、右足を(内側へ)キュッ…みたいな」。これでイメージが固まった。

 デスパイネに次ぐチーム2位の6号。「本塁打も良かったけど、1打席目のセーフティーバント。周りが見えている証拠」と工藤監督。ここ4戦で2度目だった猛打賞の端緒となった、三塁へのバント安打も輝いた。

 工藤監督就任後の5月5日は3戦全勝。八回終了時点では2失点の先発中田が今季チーム初完投で敗れるところだった。「負けが消えて、上林が勝ちを付けて。投手が報われた」と指揮官。今季最長の5連勝で、ロッテ戦は昨年から9連勝だ。

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