早実が敗れる 清宮「めちゃくちゃ悔しいです…」 東海大福岡に11失点

あいさつを終え悔しそうな表情をみせる早実の清宮幸太郎=甲子園(撮影・持木克友)
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 「選抜高校野球、2回戦・東海大福岡11-8早実」(27日、甲子園)

 昨秋明治神宮大会準優勝の早実は、同九州大会準優勝の東海大福岡と準々決勝進出をかけて対戦したが、大量の11失点で敗退した。

 注目の怪物スラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)は、初回2死からの第1打席は内角の変化球を打ち上げ、三飛に倒れた。

 東海大福岡のエース・安田は変則的なサイド右腕。ハイテンポで制球よく内外角を突く投球が持ち味で、初戦の神戸国際大付戦は95球しか要さず1失点で完投した。清宮は「浮き上がるボールのイメージを持って、タイミングを合わせていければ。ストライク先行で来るので甘い球を逃さないように、立ち遅れず自分の間で打てれば」と話していた。

 六回には右中間に高々と上がった飛球が中堅と右翼の間にポトリ。三塁打となったが、次打者が凡退し得点はならなかった。

 試合は三回に早実が敵失で1点を先制したが、東海大福岡がその裏に3点を加え逆転すると、六回に一気に5点を奪って早実を突き放し、終始主導権を握って逃げ切った。

 試合を終えた清宮は「最後は粘りが出たけど、序盤に守備で粘れず、(点を)取られたのが痛かった。(相手投手は)コースを上手く投げ分けてくる。真っ直ぐも見た目以上に来ていた。(六回の三塁打は)打ち取られたも同然なので。最後の安打は打ち損じたと思ったがいいところに飛んでくれた。悔しいです。めちゃくちゃ悔しいです。勝てるゲームだったのに粘りきれなかった。あとは夏しかないので、最後のチャンスにかけて頑張りたい」と敗戦に唇を噛んでいた。

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