早実が九回に追いつく 清宮 初回は中前打もその後は快音なし

6回、早実・清宮は捕邪飛に倒れる=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・1回戦、早実-明徳義塾」(24日、甲子園球場)

 注目の明徳義塾(高知)との初戦で、大会屈指のスラッガー、早実(東京)の清宮幸太郎内野手(3年)は3番・一塁で先発出場した。4番には野村大樹内野手(2年)が座った。

 清宮は初回の第1打席、1死一塁の場面で打席に立ち、初球の外角高めのストレートをいきなり中前打。1死一、三塁とチャンスを広げた。続く野村が二ゴロ併殺に倒れ、先制はならなかった。

 第2打席は三回、1死走者なしの場面。3球目の116キロ変化球を高々と打ち上げると、センター右寄りのフェンス際まで飛ぶ大飛球。しかし中堅手に捕球された。

 第3打席は六回、1死走者なしで初球130キロのストレートを高く打ち上げたが、捕邪飛となった。

 八回の第4打席も初球125キロを強振し、強い打球を放ったが左飛に倒れた。

 第5打席は九回、3-4と1点差に迫りなおも2死一、二塁の場面。3ボール1ストライクからの5球目が大きく外れ、四球となった。

 試合は明徳義塾が初回、2死満塁と攻め立て、6番・今井涼介内野手(3年)の左前打で2点を先制。続く近本攻生内野手(3年)も右前へぽとりと落ちる二塁打を放ち、1点を追加した。早実は二回に野田優人内野手(2年)の右前適時打で1点を返し、その後も加点。九回には押し出しなどで2点を挙げて追いついた。

 清宮は試合前、「来ているだけではつまらない。しっかり勝って、次の試合にすすめれば。いつも通り、チームバッティング。その延長で本塁打が出ればいい」と話していた。

 清宮は大会まで、高校通算79本塁打を放っている。

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