秀岳館12安打11点で大勝 幸地が満塁本塁打「最高ですね」

 「選抜高校野球・1回戦、秀岳館11-1高田商」(23日、甲子園球場)

 強打は健在だ。秀岳館が12安打11点で高田商を圧倒。昨年の甲子園で春夏連続4強の強豪が、最高の滑り出しを見せた。

 1-0の五回、一気に突き放した。3点を加点し、なお2死満塁で、幸地竜弥捕手(3年)が左翼席へ大会11号の満塁本塁打。「打ってやろうという気持ちだけだった。最高ですね」。昨年8月末に遊撃から捕手へ転向したばかりながら、リードでも1失点で勝利に貢献した。

 昨年からのレギュラーは木本、広部だけ。実戦経験が少ない選手が多く、12月後半は毎日、紅白戦を行ってきた。この日の先発メンバーに背番号2桁が4人もいたように、実戦の繰り返しで全体の底上げに成功している。「このままの勢いで優勝したい」と幸地。今年こそ悲願の日本一をつかむ。

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