早実・清宮、都民ファーストでセンバツV 小池都知事に誓った

 第89回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園)に出場する早実と日大三(ともに東京)のナインが6日、東京都庁に小池百合子都知事(64)を表敬訪問した。早実の主将・清宮幸太郎内野手(2年)は、小池知事の激励に笑顔で対応。同校60年ぶりとなるセンバツ制覇へ意気込みを新たにした。

 笑みが絶えなかった清宮の表情が引き締まった。「甲子園の地で東京代表2校が優勝と準優勝を競い合ってくれれば。応援する1360万人の都民がいることを忘れずに頑張ってほしい」。小池知事のエールを聞くと2度、3度とうなずいた。

 話題の知事との対面。怪物スラッガーも初々しさをのぞかせた。練習でかれた声であいさつした冒頭に「聞き取りにくくてすいません」と苦笑い。記念撮影の際、小池知事から「すごい声。今日だけなの?」と気遣われ、照れくさそうに「はい」と返答した。

 ただ、主将としての決意表明は力強かった。「東京代表として、日大三高のみなさんと全国の舞台で、高校生としてトップレベルの野球を見せつけてきたいと思っています」。都のトップに、堂々と宣言した。

 目標はもちろん優勝。それは未来の夢にもつながる。早実ナインは、記念品の2020年東京五輪のピンバッジを胸に着けて出席。五輪に言及した小池知事が「3年後、代表選手になるための甲子園だというぐらいの気持ちで頑張ってほしい」と語りかけると、清宮は再びゆっくりとうなずいた。

 この日もテレビカメラ9台、報道陣約50人が集結。注目度なら“小池知事級”だ。8日に練習試合解禁日を迎え、大会モードに突入する清宮。聖地で春の主役となって、再び都庁にがい旋する。

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