巨人・坂本勇、納得の右打ち 田口から安打性の当たり7本

 「巨人春季キャンプ」(6日、宮崎)

 巨人・坂本勇人内野手(28)が6日、フリー打撃で4年目左腕・田口と対戦し、WBCへ向けた打撃の一端を見せた。全18球中、安打性の当たり7本すべてが中堅から右方向。「外角が多かったのもある」としながらも「コンパクトにミートだけを考えて、結果的に右方向にもきれいに打てた」と納得の表情を浮かべた。

 投手の球を打つのは侍ジャパンの一員として出場した昨年11月の強化試合以来。それでも「最初にしては、すごく良かった。投手相手に自分の形、いい軌道で振れていた」と満足げ。相対した田口も「決まったと思っても、簡単に右方向へ持っていく。最後まで球を見られている感じがした」と舌を巻いた。

 WBCでは3番を任される公算が大きく、走者をかえす役割と同時に、4、5番へつなぐ打撃も求められる。「(WBCでは)ボンボン、ツーシームとかが来るんじゃないですかね」と坂本勇。硬軟織り交ぜた打撃で世界一奪回へ。この日の右方向への当たりが「順調」という言葉を物語っていた。

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