東海大・安藤新監督が初指導「育てながら勝ちに行く」 ホンダで長野ら擁し都市対抗V

 首都大学野球リーグ、東海大の安藤強新監督(53)が4日、神奈川県平塚市の同大グラウンドで1日の就任後初指導を行った。昨年は19年ぶりに春秋ともリーグ優勝を逃し、横井人輝前監督が退任。巻き返しを図るべく、社会人日本代表を率いていた安藤監督が招へいされた。母校のユニホームに袖を通すのは、86年の卒業以来31年ぶり。「うれしいこと」と、感慨ものぞかせた。

 ホンダ監督時代の09年には、長野(巨人)らの強力クリーンアップを擁して都市対抗野球で優勝。「ああいう柱になるような選手を育てながら勝ちに行きたい」と、青写真を描く。例年はA班(1軍)のみだった沖縄キャンプも、今年は全選手が帯同。横一線のスタートで、競争の激化と底上げを図る。

 今夏ユニバーシアード日本代表候補に、ドラフト候補の主将・下石涼太内野手(3年・広陵)、昨秋関東選手権で完全試合を達成した右腕・青島凌也投手(2年・東海大相模)らが名を連ね、戦力は充実。「リーグ優勝は通過点で行かないと。頭の中には一番がある。『準備』と『全力』がテーマ。勝つことの喜び、素晴らしさを知ってもらいたい」と、全日本大学選手権を制した14年以来の大学日本一を目標に掲げた。

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