巨人・坂本、侍3番確実に 視察の小久保監督明言「クリーンアップ」

 「巨人春季キャンプ」(2日、宮崎)

 巨人・坂本勇人内野手(28)が2日、WBCを戦う侍ジャパンのクリーンアップを託された。宮崎キャンプを視察に訪れた小久保裕紀監督(45)が「現状ではクリーンアップをと思っています」と明言。3月7日に行われるWBC初戦のキューバ戦(東京ドーム)で「3番・遊撃」で先発出場することが確実となった。

 世界一奪還へ、侍打線の中核を坂本勇が担う。小久保監督がケージ裏から見つめる中、フリー打撃で快音を響かせた背番号6。練習終了後、侍指揮官の意向を伝え聞き「どこを打つにしても、しっかり準備するつもりだった」と覚悟を固めた。

 昨年11月の強化試合で1、3、6番を経験。同13日のオランダ戦では五回2死満塁から走者一掃の同点適時二塁打を放つなど3つの打順すべてで安打を記録した。坂本勇自身「どの打順も大事。想像してもいない」と“全打順OK”の姿勢を示していたが、筒香、中田の並びが濃厚な4、5番の前を託された。

 打線だけでなく、チームの中心的役割も期待された。「(巨人の)高橋監督は『去年ぐらいからチーム全体を見て引っ張る姿が出てきた』と言っていた。代表チームも引っ張っていってもらいたい」と小久保監督。巨人では主将を務める坂本勇も「そういうところも、しっかりやっていければ」と呼応した。

 侍ジャパンの強化合宿開始まで3週間。この日は日本のボールを使っての調整に終始したが「どうやったら(WBC公認球が)滑らないかとか、いろいろと考えている」とペースに狂いはない。前回のWBCから経験を積み上げ、再び世界と相まみえる28歳。中核という役割に適応するだけの準備を進めていくだけだ。

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