ヤクルト山田、汚名返上の3安打
「阪神2-5ヤクルト」(21日、甲子園球場)
トリプルスリー男が汚名返上の大暴れだ。前日20日は4打数無安打に2失策も記録したヤクルト・山田が先制打、決勝打を含む3安打2打点。苦手の藤浪を攻略し、2位阪神に再び2ゲーム差をつけた。
0-0の三回1死1塁。山田は左翼フェンス直撃の適時二塁打放ち、藤浪から貴重な先制点を奪った。四回には雄平が8号ソロ。真中監督が「早く彼を下ろすことがウチの狙い。みんなでしつこく攻められた」と話したように、藤浪に119球を投げさせ、六回で引きずり下ろした。
2-2の七回は打線が2番手安藤に襲いかかった。1死一、二塁で、またしても山田が左中間を深々と破る決勝の適時二塁打。20日までの10試合で・250の低打率にも「調子が悪いとは思っていなかった」。それでも「まさか長打を打てるとは。食らいついてつなごうと思って最高の結果になった。たまたまです」と振り返った。
22日の結果次第で優勝マジック「8」が点灯する。「一つ一つ、1試合1試合打てるように頑張りたい」という山田がVへ突っ走る。