「ソフトバンク４-１楽天」（９日、京セラ）

　黄色く染まった京セラドーム大阪が沸いた。ソフトバンクが限定ユニホームで臨む「鷹（たか）の祭典」は、昨年に続いて２度目の大阪開催。南海時代のホームタウンで快勝した。立役者はバンデンハークだ。

　絶好調にはほど遠かった。３死球を含む５四死球は今季最多。練習前には初めて訪れた球場のマウンドをいち早く確認したが、慣れるのに手間取った。

　それでも粘りの投球で、６回２安打無失点。６月１４日の来日初登板から無傷の３勝目を挙げ「バランスやタイミングが合わない部分があったが、何とか粘れた」とうなずいた。

　工藤監督は「悪いときでも６回を０点。荒れていたが、次は修正してくれる」とオランダ人右腕に信頼を寄せる。チームは交流戦後６カード連続で負け越しなしとした。