王会長ら、高橋さんの死去悼む V9に貢献

 14日に69歳で死去した元プロ野球巨人の高橋一三さんの訃報を受け、球界からは15日、名投手の死を悼む声が相次いだ。巨人でともに9連覇に貢献したソフトバンクの王貞治球団会長は「いつまでも球界の歴史に名をとどめることでしょう。後進やアマの指導にも熱心だっただけに残念でなりません」と談話を発表した。

 DeNAの高田繁ゼネラルマネジャー(GM)は「温厚な人だった。あれだけの成績を残したのに、偉ぶったことが一度もなかった」と人柄をしのんだ。巨人の原辰徳監督は高橋さんが日本ハムに在籍した1981年に日本シリーズで対戦しており「一三さんは向こうのエース。三振したことをすごく覚えています」と話した。

 投手コーチだった高橋さんから指導を受けた巨人の斎藤雅樹投手コーチは「一つ一つ丁寧に教えていただいた」と振り返り、2軍監督時代に教えを受けた巨人の内海哲也投手は「どんな時でも優しく、温かく包んでくれた。今もプロ野球選手として続けられているのは高橋監督のおかげ」と感謝を口にした。

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