日大“全員野球”で7季ぶり1部復帰

 「東都大学野球 1部・2部入れ替え戦、日大5-1拓大」(16日・神宮)

 日大(2部1位)が拓大(1部6位)に連勝し、7季ぶりの1部復帰を決めた。二回に塚田好顕内野手(4年・日大山形)が先制の右前2点適時打を放ち、これが決勝点となった。拓大は5季ぶりに2部に降格する。

 確固たるスタイルを築いた先に、待望の瞬間が待っていた。現在の4年生が入学直後だった12春以来の1部復帰。仲村恒一監督(55)は「長かったですねえ」と、しみじみと喜んだ。

 六回の追加点が象徴的だった。2死二、三塁から二塁手が平凡なゴロをファンブル。すると三走に続いて二走の塚田も一気に生還した。「アウトになるような打球でも気を抜かない。1日1回は言われています」。得点力向上のため機動力、隙のない走塁を追求。塚田は二回に先制打も放ったが「ヒットじゃなくても点は取れる。意識を変えた結果、ヒットになった」と、打撃にもプラスに働いた。

 新チーム発足時、4年生が率先して生活面から変えた。グラウンド近隣の清掃を始め、あいさつや門限も厳格にした。「全員が同じ方向を向けるようになった」と主将の幸田。身に付けた“徹底力”が強さの源だ。

 秋は7季ぶりに神宮が戦いの場となる。前回はボールボーイだった塚田は「自分たちのスタイルを貫ければ、1部でもいい戦いができる」と目を輝かせた。

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