原G沈黙…「うちは水鉄砲打線だから」

 「オープン戦、ソフトバンク2-1巨人」(11日、ヤフド)

 淡泊にアウトを積み重ねた。タカの強力投手陣に力でねじ伏せられ、6安打で1点どまり。巨人・原監督は「もう少し、相手を攻めるというか、嫌がらせるというか…。個の力を上げないと」と、嘆いた。

 オープン戦はチーム打率・223と低調。この試合も一回、1死満塁で村田、大田が凡退するなど、打線がつながらず。指揮官は「(好調なのは)井端と寺内だけ。1割バッターじゃ、話にならないよ」と首をひねった。

 アクシデントも起きた。一回、大田が遊ゴロに倒れた際、左太ももを負傷して途中交代。肉離れの可能性もあり、原監督は「泰示(大田)は時間がかかるでしょう」と、長期離脱を示唆した。

 リハビリ組の阿部、長野、アンダーソンは2軍調整中。主軸不在とはいえ、オープン戦でいまだ本塁打がないのは12球団で巨人だけだ。若手のアピールもなく、原監督は「うちは水鉄砲打線だから」と自虐的に笑うが…。開幕まで3週間を切り、迫力不足は深刻だ。

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