原監督、本拠地で虎退治に「準備万端」

 「練習試合、巨人6-0BCリーグ選抜」(12日、東京ド)

 CSファイナルSの相手が宿敵・阪神に決まった。ファイナルの舞台で伝統の一戦が行われるのは初めてとなる。迎え撃つ立場の巨人・原監督は「先輩たちが築き上げてきた歴史があるわけですから、それをもとにわれわれもファンも大いに盛り上がって戦うでしょうね」と言葉に力を込めた。

 今季レギュラーシーズンでの対戦成績は13勝11敗、本拠地では7勝5敗。ほぼ拮抗(きっこう)しているが、最後は4連勝で締めくくっている。それでも指揮官は「優位とかはない」とし「ターゲットが定まったわけですから、しっかりと戦いたい」と表情を引き締めた。

 チームは前日に続きこの日もBCリーグ選抜との練習試合を実施。阿部が2戦連発となる2ランを放てば、西村、山口、マシソンの3人も1回ずつをピシャリ。コンディションも整いつつある。「いい形で入ることが大事。準備万端というところかと思います」と自軍の選手への手応えを口にした。

 今後は13日を休養日にあて、14日に東京ドームで最終調整を行う。「明確な目標ができたわけですから、より緊張感を持ちつつ、しっかり時間を使ってその時を待ちたい」。虎を撃破しての日本シリーズへ、決戦ムードが高まってきた。

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