谷繁43歳6カ月で球宴最年長安打

 「オールスター・第1戦、全パ0‐7全セ」(18日、西武ド)

 通算12度目の夢舞台で最高の思い出と球史に残る記録をつくった。全セの9番・捕手でスタメン出場した中日・谷繁兼任監督が3打数1安打。43歳6カ月での安打は球宴最年長だ。

 三回1死一塁。オリックス・西の136キロ速球を振り振り抜くと、打球は三遊間を突破。この瞬間、1991年に門田博光(ダイエー)が43歳4カ月で記録した球宴の年長安打記録(本塁打)を抜いて最年長になった。

 「エッ、知らなかった。本塁打なら最年長って聞いていたけど。やったー!ありがたいです」

 今年の球宴はいつもと勝手が違っていた。西武ドームを訪れると、用意されたロッカーは選手用ではなく、原、和田、野村の3人の監督と同じ場所。“4人目の監督”として扱われた。全選手へのあいさつも同じ。この3人に続いて「谷繁監督どうぞ」。さらに…。「試合に出た後も選手の方に行っていいのか、監督たちの方に行っていいのか悩んで…」。結局、3人の監督に並んで試合を見守り、試合後の記念撮影も4人並んで写っていた。

 スタンドには父の一夫さん(77)と10歳になる三男の姿が…。「去年も最後だと思っていたけど、最後くらい見せてやろうと思ってね」。43歳の監督、選手、息子、父親にとって、最高の一日になったことは間違いない。

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