マー君安堵「感謝の気持ちでいっぱい」

 楽天・田中将大投手(25)が25日、夢であったメジャーリーグへの切符を手にした。この日、仙台市内の球団事務所で立花陽三社長(42)と会談。球団側から、ポスティングシステムに変わる新制度を利用してのメジャー挑戦を容認された。

 約50人の報道陣が待ち構える中、会見に応じた田中は「球団に対して、感謝の気持ちでいっぱいです。ひとまず、一歩前に進んだかなと思います」と率直な気持ちを述べた。

 午前11時前、田中が球団事務所に到着。約40分間、立花社長と話し合った。正午過ぎ、立花社長が会見し「日本一はもちろん、7年間の田中将大投手の貢献を高く評価しています。三木谷浩史オーナーも容認し、ポスティングシステムの申請をすることにしました」とメジャー移籍を容認。間もなく、申請の手続きが行われた。

 新制度が正式発表された17日、メジャー挑戦の意思を表明した。球団からの回答が出るまでに1週間かかった。「僕なりのオフの楽しみ方をして、過ごしていました。深くは考えなかった。不安もありませんでした」。そう語ったが、この日の表情は安堵(あんど)感に満ちていた。

 入団7年目。1年目に11勝で新人王を獲得すると、着実にその存在感を高めていった。今季は開幕から24勝無敗。今後、誰もが破れないような記録をいくつも作り、球団創設後初のリーグ優勝、日本一へ最も貢献した。一番印象に残っている場面は「リーグ優勝決めたときですかね」と感慨に浸った。

 「7年間という時間の中で、チームの皆さん、ファンの皆さんに支えられた。ここでやってきたことを胸に刻み込んで、やっていきたい。特に(プレースタイルを)変えるつもりはありません」。闘志を前面に、数々の名場面を演じてきた。その闘志と、感謝の気持ちを胸に、マー君がメジャーへ乗り込む。

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