辞任の加藤コミッショナー報告書に反論

 25日付で辞任したプロ野球の加藤良三コミッショナーは同日、「統一球問題に関する調査報告書について」と題した文書を発表し、統一球問題の事実調査をした第三者委員会の報告書に対して反論した。

 報告書では、加藤コミッショナーが統一球変更の事実を「知っていたとまで認定することはできない」とした上で、「その地位、職責及び職歴から見て、ごくわずかな注意を払いさいすれば、変更の事実を容易に知ることができたことは明らか」としている。

 これに対し加藤氏は文書の中で「私が統一球の仕様変更の事実を知りながらこれを隠蔽してきたなどということは全くありません」と、あらためて強調。報告書が「合理的な推論を超えた恣意的な評価を重ね」ており、「まず、結論ありきの調査報告書で、私としては受け入れ難いものといわざるを得ません」とした。

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