巨人、月末の虎3連戦へ救援陣温存作戦

 巨人の斎藤雅樹投手コーチ(48)が19日、勝利の方程式を休ませるよう先発陣に号令を発した。27日からの阪神との直接対決に備え、登板過多となっているマシソン、山口、西村をこの6連戦では少しでも温存したい考えだ。

 「今週が勝負じゃないか」。ジャイアンツ球場での投手練習を見守った斎藤コーチが口を開いた。20日からヤクルト、23日からDeNAと続く6連戦。ともにビジターで、屋外球場での試合となる。「先発には少なくとも七回までいってほしい。そうすれば、方程式の3人のうち1人を休ませることができるから」

 今月に入って16試合を消化したが、先発が7イニング以上投げたのは4回だけ。リーグトップの51試合に登板している西村をはじめ、49試合で同3位に並ぶマシソン、山口が終盤を支えている。3人とも防御率は1点台前半と安定感抜群だが、疲労の蓄積が心配だ。

 スケジュールを見れば来週には阪神3連戦。ゲーム差6・5に迫る2位チーム。マジックも消滅させられた。再びマジックを点灯させるためにも、勝利の方程式の3人は万全の状態で待機させたい。かねて指揮官は「先発がダメなときはリリーフが頑張り、リリーフが疲れてきたら先発が頑張る。全員でやるしかない」と投手陣のバランスについて語ってきた。先発とブルペンが助け合い、万全の状態で虎退治へと向かう1週間とする。

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