阪神主将・坂本が途中出場で同点&トドメ打 12点爆勝!22年ぶり巨人戦開幕勝ち越し

 「巨人6-12阪神」(29日、東京ドーム)

 主将の雄たけびがチームに火を付けた。阪神・坂本誠志郎捕手(32)が途中出場から3打点の大暴れ。1点を追う八回1死二、三塁から中前へ同点打を放ち、好走塁も見せた。九回には中越えの2点適時三塁打で巨人にとどめを刺した。チームは2連勝を飾り、2004年以来、22年ぶりとなる巨人との開幕カード勝ち越しを決めた。

 珍しく感情を爆発させた。坂本が塁上で“さぁいくぞ”とばかりに両手を振り上げ、「よっしゃ」と叫ぶ。胸の「HANSHIN」を手でなぞって強調し、最後は右手を握りしめた。連勝での開幕カード勝ち越しへと導く、大きな同点適時打。「やるか、やられるか。みんながつないでくれて高ぶる部分はありました」。途中出場の主将が勝利の立役者となった。

 出番は同点の七回の守備から。及川が泉口に勝ち越し被弾を許した。直後の八回、目の前で中川が犠打を決め、1死二、三塁の好機で回してくれた。「何とかしてあげようという思いになりましたね」。集中力を研ぎ澄ますようにフッと息を吐き、しぶとく中前へ同点適時打。出場2試合連続安打の今季初タイムリーとなった。

 さらに足でも魅せる。木浪の決勝打では二塁の浦田がもたつくのを見て、一気に二塁から本塁へ。際どいタイミングも華麗なスライディングで先にベースを触り、8点目をもぎ取った。1点への執念、1球への執着。勝つために必要なことをグラウンドで体現してみせた。九回2死二、三塁からは中堅の頭を越す、トドメの2点適時三塁打。「どの打席でも貢献したいと思っている。こういう打席を増やせるように頑張りたい」。守りだけでなく、バットでも存在感を放っている。

 少し前まで侍ジャパンの一員として戦った。井端監督から昨年11月の招集前にかけられた「3番手捕手だと思わないでね」という言葉。主戦捕手の一人として全力を尽くしたが、攻守で力の差を感じさせられた。3月7日の韓国戦の試合後、勝利に喜ぶナインと正反対の険しい表情で球場を後にした。普段は必ず対応する取材も制するほど。準々決勝で敗れた後は「悔しい。足りなかった」と米国から帰国し、タテジマで闘争心を燃やしている。

 優勝するだけではいけない。チームが成長しながら、常勝軍団となることが最大目標だ。これからの野球人生が笑顔であふれるために、勝利への最善の一手を追求していく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス