レギュラー7、8本が一瞬で消滅 前代未聞の失踪劇で超売れっ子コンビが存続危機「(ピンで)行こうかなと思ったんです」キングコング西野亮廣が当時の心境を率直
テレビ朝日系「深夜のダイアン」が24日に放送され、ダイアン・津田篤宏、ユースケが出演した。
この日は、同期のキングコング・西野亮廣、梶原雄太をゲストに迎えた。キングコングは1999年の結成直後、NSC在学中に「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞、翌年に「ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞、「上方お笑い大賞」最優秀新人賞など数々の大型賞レースで実績を残し、異例のスピード出世で一躍、全国区の人気者となった。
瞬く間に売れっ子コンビとなったキングコングだが、2003年に梶原が極度のストレスなどで失踪。神経性胃炎も患っていた。
西野は当時を振り返り「(梶原が)テレビでやるネタを覚えてないとか、全然あったもんな…」と回想。梶原も「全然あった。収録現場、怖くてトイレからちょっと出られなくなったり。『俺は、今お腹を壊してます』って自己暗示をかけて。全然トイレから出てけえへん。『しゃあない。俺、お腹壊してねんから』って。ホンマ言うたらパンツも脱いでへん。もう座ってるだけ」と極限まで追い詰められた精神状態だったことを明かした。
西野は「キングコングって、はたから見るとすごい順調みたいな感じだけど。自分たちの19、20歳の時をちょっと思い返していただきたいが…。引き出しなんかないじゃないですか?『振られて、こう返す』もないし。何なら一番大事な人間関係もできていない」と当時の苦悩を明かした。
つづけて「東京に自分たちが単身で乗り込んだ所で、まず話を振ってもらえない。しゃべった所で誰にも拾ってもらえない」と述懐。「どの番組に行ってもスベるんですよ。特に自分たちはMCをいきなりやることが多て。ゲストで出ていく時のその出ざまというか、過ごし方があまりできていない。いじられるキャラクターでもないみたいなことで。全部、結果が出なかったんですよね…」と明かした。
西野は「で、梶原さんが。2カ月半ぐらいか…。失踪したんですよ。ある日、突然。そんときに仕事が、レギュラー番組が7本、8本あったけれど、一回全部なくなり。一日で。もう僕は、そんときは、ちょっとイラっとしたんですよ。こんなチャンスをつぶすんかい?っていうことで…。梶原さんがいなくなって、全然戻ってこない。(事務所から)もう、そろそろ西野一人でやるかっていう…」と話した。
西野は「(ピンで)行こうかなと思ったんですよ。行こうかな?と思ったが…。ちょっと待てよって。僕がここで一人で行って、万が一、うまくいってしまうと、いよいよ(梶原は)戻ってこられない。場所がなくなっちゃうじゃないですか?帰ってくる場所が」と回想。
「そんとき、梶原さんに対してちょっとイラッとはしていたけれど。漫才してる時間は楽しかったし。誰も他の人がいなくて2人でキャッキャやってる楽しい瞬間はあって。あれが全部なくなるのは嫌だなと思ったので。『待ちます』って言ったんですよ。待つって決めたときが自分の人生の中で一番、覚悟を振り絞った瞬間。自分一人、頑張るんだったらいけるけど、相手のことを信じ抜くって結構大変じゃないですか」と、目を細めながら当時を懐かしんでいた。
