阪神・高寺 日本S初安打 2戦連続DHスタメン「もう打つ、走るしかない」起用に応えた
「SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク10-1阪神」(26日、みずほペイペイドーム)
どんな劣勢であっても無駄な1打席を送ることはできない。日本シリーズでも阪神・高寺は目の前のチャンスを貪欲につかもうとした。「これを機に、しっかりいいところで打てるようにやっていきます」。2試合連続の先発起用に応え、シリーズ初安打。まだ23歳の若虎が大敗の中で、確かな希望の光をともした。
8点ビハインドの四回2死。打線は初回に得点を挙げたものの、二回以降は8者連続で凡退していた。厳しい状況でも、福岡まで駆けつけて声をからしてくれる虎党がいる。上沢に2球で追い込まれたが、フォークに食らいついて右前打。簡単には終わらないという気持ちがバットに乗り移った。
CSファイナルSでは1、2戦目で途中出場。2戦目には安打を放ち、二盗も成功させるなど、流れを変えるプレーで貢献した。ただ、日本シリーズの初戦は1点を追う五回無死二塁で空振り三振。走者を進めることができず、3打数無安打と求められた仕事ができなかった。
DHという慣れない役回りでもある。「もう打つ、走るしかないので。難しさもあるんですけど、僕はあまり変わらないです」。決して言い訳はしない。七回に代打を送られ、2打数1安打。この一本を3戦目以降の爆発のきっかけにしたい。
甲子園に帰れば、モイネロや大関の先発が予想され、先発起用の機会は減るかもしれない。だとしても、やることは変わらない。「もっと打ちたかったですけど。またあさってから、しっかり打てるようにやっていきます」。1勝1敗の五分。下を向いている時間はない。
自身の初安打にも当然、笑顔はなかった。「勝つか負けるかなので。次はいいところで打って勝てるようにやっていきたい」。今季はいくつもプロ初の記録を達成した。次は2年前に加われなかった日本一の輪に入るため、全力を尽くす。
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