阪神“球児流シート打撃”好仕上げ 主力5~6打席 藤川監督「まあまあいい準備」

 佐藤輝はシート打撃でデュプランティエから右中間に本塁打を放つ(撮影・山口登)
 シート打撃後の藤川監督(撮影・北村雅宏)
 シート打撃前、藤川監督(左)は近本に声をかける(撮影・山口登)
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 主力の充実ぶりに阪神・藤川球児監督(45)は11日、満足顔だ。今季最終戦となった2日・ヤクルト戦以来の実戦形式で、近本、中野、森下、佐藤輝、大山がそれぞれ安打をマーク。「まあまあいい準備というかね」。“球児流シート打撃”でチーム全体の仕上がりを後押しした。

 CSローテ入りを狙うデュプランティエは4イニング相当、ネルソンも3イニング相当を消化。主力打者は息つく暇なく5~6打席程度に立ち、実戦勘を養う。悪天候でみやざきフェニックス・リーグ参戦は見送ったが、工夫を凝らした練習で不安を吹き飛ばした。

 「いろいろ考えながらですけど、いい形で選手たちに打席を与えることができたし、投手たちも(試合で)当たるような選手との対戦にできたので、いい準備になったんじゃないですかね」

 練習終わりは午後2時前。指揮官は「ちょうどいい感じで、向こう(DeNA-巨人)のゲームが行われていれば見られますから。読み通りと。見てみましょう」。曇り空の下、想定通りの練習ができて将は上機嫌。足取り軽く、クラブハウスへ引き揚げていった。

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