【阪神CS突破へ展望・打者編】普段通りの野球貫けば間違いなく勝ち抜ける 盗塁と四球、機動力で揺さぶりを 藤田平氏

 2年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は、15日から甲子園で始まるCSファイナルSに臨む。対戦相手はDeNAか巨人か未定だが、2023年以来となる日本シリーズ進出へ重要となるポイントとは-。本紙評論家が関門突破を占う。最終回は「打者編」。

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 短期決戦とはいえ、普段通りの野球を貫けば間違いなく阪神が勝ち抜けるだろう。ただ、相手も好投手を投入してくるだけに打ち勝つことは難しいかもしれない。それだけに「細かい野球」を展開していく必要がある。

 重要となるのは盗塁と四球だ。今季のチーム盗塁数はリーグ断トツの100盗塁で、DeNA(66)、巨人(53)を大きく上回る。32盗塁で盗塁王に輝いた近本を筆頭に中野、佐藤輝と走れる選手は多い。佐藤輝は打撃だけでなく、足でも貢献できるはずだ。チームで441個を獲得した四球数も突出しており、シーズン同様に四球で塁を埋めながら、「足にスランプはない」と言われるように走力を絡めた攻撃で相手を揺さぶりたい。

 ポストシーズンの醍醐味(だいごみ)でもある「ラッキーボーイ」には前川や木浪を期待したい。前川はフォームを修正したことでシーズン終盤にかけて調子を上げている。木浪は2年前のCSファイナルSで最優秀選手(MVP)を獲得した実績もある。経験豊富な選手は短期決戦で頼りになるはずだ。

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