阪神・石井 2軍で圧巻2K V決定9・7以来“復帰”登板1回0封 視察の藤川監督に万全の状態見せつけた
「ウエスタン、阪神2-5広島」(24日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
格の違いを見せつけた。阪神・石井が7日の広島戦以来の実戦登板で、圧巻の投球を披露。最後まで感情を一瞬も漏らさず、ベンチへゆっくりと歩いて大歓声を浴び続けた。視察に訪れた藤川監督に万全の状態を見せつけた。
「真っすぐの質はすごく、自分の中で投げ切れたのは良かったかな」
六回、名前がコールされると観客からどよめきが起こった。石井は軽やかな足取りでマウンドへ。先頭の渡辺に4球連続で“直球勝負”。最後はこの日最速の152キロ直球で空振り三振に仕留めた。田村はシンカーで空振り三振を奪い、磯村は高めのフォークで左飛に打ち取った。
相手に球を絞らせない威力で、観客はもちろんブルペンから見守るチームメートもくぎ付けだった。それでも「最後のフォークが浮いているので。あそこを投げきらないと。レフトフライはダメ」と反省した。
2軍調整後は体全体のトレーニングの見直しや、肩と肘の可動域を広げるケアを行った。「そこがメカニックに一番大事」。疲労感も抜け「だいぶ良くなってます」と結果で状態の良さを示した。
1軍は26日の中日戦(甲子園)から残り4試合。「消化試合っていう感覚は全くない。チームの力になれるようにやりたい」。現在プロ野球記録の48試合連続無失点を継続中とあって期待もかかる。「どんな手を尽くしても(点を)取られる時は取られる。結果としてあんまり考えていない」と気負わず臨む。
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