阪神・石黒 公式戦初先発で光投5回1失点 平田2軍監督「中継ぎだけじゃなくチャンスが広がるやん」
「ウエスタン、阪神3-2広島」(23日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
どこでも任せろと言わんばかりの好投だ。阪神・石黒佑弥投手(24)が公式戦プロ初先発で5回1失点。「抑えたのは良かったけど、まだまだ課題が見つかったので練習していきたい」。手応えを示しつつ、反省も忘れなかった。
唯一の失点は1-0の四回だった。先頭の田中に右翼線へフェンス直撃の三塁打を打たれた。続く二俣の遊ゴロの間に1点を献上した。それでも五回まで140キロ中盤の球速を保ち、77球で試合をつくってチームのサヨナラ勝ちにつなげた。
「5回と決まっていたので、そこに向けて全力でやれた」。前回14日の中日戦で中継ぎとして2回1失点に抑え、その後は先発調整を行ってきた。「びっくりでした。まさか(先発を)できるなんて。緊張もしたけど、いい経験になった」と振り返った。
平田2軍監督は「安定したピッチングをしてくれていた。中継ぎだけじゃなくチャンスが広がるやん」と絶賛した。「これから(中継ぎか先発か)どっちか分からないけど、今日の反省と経験を生かして取り組んでいきたい」と石黒。さらなる成長を続けていく。
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