阪神・ネルソン CSローテ5番手及第点 「最低限の仕事」DeNA打線相手に自己最長タイ5回2失点
「DeNA2-2阪神」(23日、横浜スタジアム)
CSローテ入りへ及第点の粘投を見せた。阪神のニック・ネルソン投手(29)がCSで対戦の可能性があるDeNAを相手に、5回5安打2失点。「悪くはなかったよ。ロースコアのゲームになって、攻撃陣も苦労して今日は勝ちにはつながらなかったけど、最低限の仕事はできたのかな」。3度目の先発となったが、いずれも大崩れすることなく試合をつくって、アピールを続けている。
二回先頭の筒香に一発を浴びて先制点を献上しても、ズルズルといくことはなかった。三回と四回は四球を与えながらも無失点。五回に2死三塁から桑原に一時は勝ち越しとなる適時打を許したが、自己最長タイの五回を投げきった。チェンジアップを有効活用し、「変化球もゾーンにコントロールすることができて、いい感触だったね。(失点は)1点ずつで崩れなかった」と手応えを示した。
ポストシーズンに向けての先発陣の顔ぶれは、村上、才木、大竹は確定的で、高橋も有力。残る5~6番目の枠を、今月から先発転向したばかりの助っ人右腕が狙う。4日・中日戦(バンテリン)は3回無失点、15日・中日戦(甲子園)は5回1失点で先発初勝利と「いいアウトを重ねている」。スタンドから家族が見守ったこの日も、完璧な内容とまではいかなかったが、ベイ打線に対して十分通用することを証明する78球だった。
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