阪神・石井 6打席5K 抹消後初実戦形式「狙った通りの球がいってる」1軍いつでもOK

 スタンドには誰もいないが、豪快なミットの音が響き渡った。阪神の石井大智投手(28)が21日、SGLスタジアムでの残留練習に参加し、ライブBPに登板。8日の抹消後、打者相手に初めて投球した。楠本とコンスエグラの2人に対し、計6打席で5奪三振。格の違いを見せつけた。

 午前11時過ぎに久しぶりの実戦形式のマウンドに立った。楠本を3球三振に取って、上々のスタート。育成助っ人は見逃し三振。楠本の2打席目は三邪飛だったが、計6打席で一度もフェアグラウンドには入れさせなかった。

 「普通通り」と23球の調整登板。直球主体で変化球も交えて、納得の表情を浮かべた。大きな制球ミスもなく「狙った通りの球がいってるんで、普通ですかね」。1軍での登板は間隔が空いているが、もういつでも投げられる状態だ。

 プロ野球記録の48試合連続無失点は継続中。47イニング連続無失点は藤川監督が持つ球団記録まで、あと2/3まで迫っている。「段階があるんで、しっかり(調整します)」。焦ることなく、調子を万全に整える。

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