阪神・佐藤輝 神キャッチ&同点打!トップ独走89打点 ついにマジック1「しっかり目の前の試合を勝てるように」

 9回、モンテロの邪飛を好捕する(撮影・西田忠信)
 4回、同点となる適時打を放つ佐藤輝(撮影・北村雅宏)
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 「阪神4-1広島」(6日、甲子園球場)

 初回から3イニング連続三者凡退の後だけに、試合を振り出しに戻した一撃の尊さが増す。阪神・佐藤輝が最初のチャンスをモノにする同点適時打を放った。

 「何とか(カウント)ツースリーまでいったので、いいところに飛んでくれました」。Xデー目前で高揚感に包まれる甲子園のボルテージを、さらに高めた。

 四回1死一、二塁。初球からボールが3球続いたが、打ち急ぐことはない。フォークに反応しかけたバットもきっちり止めて、常広にプレッシャーをかける。フルカウントまで持ち込まれたが、6球目のフォークを強振することなく、うまく捉えた。

 打球は一、二塁間を抜け、チーム初安打となる同点打。8月31日・巨人戦(甲子園)以来、5試合ぶりの適時打での打点で、リーグトップ独走の89打点目をマークした。「ワンチャンスで同点にできたのは良かったです」。称賛の大歓声を浴びながら、一塁上でバンザイのように両手を上げた。

 3点リードの九回1死一、二塁では好守を光らせ、無失点記録を続ける石井を救った。モンテロが三塁ファウルゾーンに打ち上げた打球を、背走で追いかけてフェンス手前でスライディングキャッチした。「良かったと思います」と納得のプレー。スタンドは万雷の拍手と「テルコール」でたたえ、勝利後にマウンドで集まった際には石井から肩をたたかれた。

 攻守で存在感を放って、たどり着いたマジック1。「しっかり目の前の試合を勝てるように頑張ります」。歓喜の瞬間まで4番の仕事を完遂する。

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