阪神・大竹 投打でカープ撃破 7失点の雪辱で鯉キラー復活6回1失点 1カ月ぶり7勝目
「阪神6-1広島」(5日、甲子園球場)
“鯉キラー”の復活だ。1カ月ぶりにつかんだ7勝目。阪神・大竹耕太郎投手(30)が6回5安打1失点で、歓喜の瞬間をぐっとたぐり寄せた。
「前回やられたイメージもある状態で投げるわけで。もちろん怖さもある。その辺は気持ちだけでは負けないように。坂本さんとも試合前に話して、もう一回しっかり勝負していこうと」
初回、先頭の中村奨に右中間への二塁打を浴びるなど2死三塁。迎えたモンテロには6球目のチェンジアップが暴投となり、先制点を献上した。プロ通算4個目の暴投での失点に表情を曇らせた。
それでも裏の攻撃で味方の大量援護をもらい、自らも左前適時打で6点目を追加。4試合連続安打に、2試合連続打点でバットでも勝利に貢献した。二回以降は三塁すら踏ませず、完璧に鯉打線を封じ込み「大量得点してもらったっていうのがかなり大きかった」と笑顔で仲間に感謝した。
これで今季の広島戦は6試合で5勝1敗、通算では19試合で14勝2敗。前回の対戦は8月12日に4回0/3を9安打7失点でKOされたが、「まずは自分のいいボールをしっかり投げる」と原点に立ち返り、またもキラーぶりを見せつけた。
前回8月29日の巨人戦でつった左ふくらはぎももう万全。「9月、レギュラーシーズンの後も見据えた上で、右肩上がりイメージで。より主力となって貢献できるように」。優勝のその先を見据え、全力で腕を振る。
◆鯉キラーぶりは健在 大竹は8月12日の広島戦(マツダ)で負け投手となり、昨年8月から続いていた広島戦の連勝が5でストップした。しかし、この日は6回1失点の好投で改めて“鯉キラー”ぶりアピール。これで今季の広島戦は5勝1敗、防御率2.65。通算でも14勝2敗、勝率.875と抜群の相性の良さを誇っている。
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