元阪神エース・井川慶氏の眼 佐藤輝の18号弾を「規格外」と大絶賛した理由
「西武3-2阪神」(11日、ベルーナドーム)
阪神は九回に3点を失いサヨナラ負け。痛い連敗となったが、その中で、セ・リーグ最後の20勝投手である元阪神エースで、デイリースポーツ評論家の井川慶氏は、阪神・佐藤輝が放った18号ソロを大絶賛した。
「規格外ですね。普通、あのコースはホームランにできないですよね。しかも引っ張ってのホームランですから」
場面は九回、先頭で佐藤輝が打席に入り、西武の投手は代わったばかりの3番手・ウィンゲンター。その初球だ。真ん中からやや外寄りで、高さはボールゾーンかというところに伸びてきた153キロ速球を振り抜き、右翼席に運んだ。
「ピッチャーからすると、あそこはホームランゾーンではないんですよ。反応で打ったと思いますが、よくあのコースを普通に振って、しかもライト方向にホームランにできるなと。しかも強さのある真っすぐを」
ルーキーイヤーに1試合3本塁打を記録した思い出の場所で、またも強烈な一発を放った佐藤輝。井川氏は今後にも触れて「悪球打ちということでいうと、今岡(真訪)さんみたいですが、佐藤選手はホームランにしますからね。あのコースに手が出てホームランを打てるなら、今後対戦するピッチャーは、もう少し高めに外した方がいいのかなと思うかもしれない。ただそうなれば、そこは完全なボールゾーンになりますし、そこを見送れると、カウント的に佐藤選手にとって有利に進められますよね。今後も楽しみになるホームランでした」と期待を寄せた。
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